京都服飾文化研究財団チーフ・キュレーター 深井 晃子さん



着る文化を究めつづける

■京都服飾文化研究財団チーフ
 キュレーター 深井 晃子さん

 さまざまな日本が取り込まれたヨーロッパのファッションを目にして度肝を抜かれた。奇抜さや奇をてらうのではなく、ヨーロッパ固有の文化として定着していたことにも。
 ジャポニスム。その言葉とともに、19世紀後期以降のファッションの数々が、深井さんによって初めて日本に紹介された。服飾関係者だけでなく、芸術家や学究たちも魅入られた。「洋服の歴史を知ることで、日本の洋服文化が世界的レベルに並ぶことができると考えています。その一つの手段として展覧会という形で、皆さんにお伝えしたい」。日本はもとより、パリ、米LA、NY、ニュージーランドなど世界で展覧会を開催、今も人気を博しつづけている。「うれしいのは、ジャポニスムが中学や高校の美術の教科書に取り上げられ、知識として認識されるようになったことです」と艶やかにほほ笑んだ。
 今後?「やっぱり、この仕事にこだわりつづけたい。ファッションは世界に共通するテーマ。着るという、生きるための文化的な行為であることにも気付いてもらいたいから」。京都市下京区。

■写真:深井さん監修による
「ラグジュアリー:ファッションの欲望」展
©京都服飾文化研究財団、畠山直哉撮影
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