新・こだわり派宣言「挑」む。
宇治川の観光鵜飼が今夏も佳境を迎えた。平安時代に始まったとされる古式漁法だ。観光客向けとはいえ、様式は昔と変わらない。中折れ烏帽子に腰蓑を着けた鵜匠の衣装は、格式さえ感じさせる。鵜舟には、鵜匠1人と船頭2人が乗り込み6〜8羽の鵜を操ってアユやハエを追う。鵜飼は全国12カ所で行われているが、女性鵜匠が2人も活躍しているのは宇治川だけ。その二人の女性鵜匠に鵜飼に対する想いを訪ねた。
経験8年目の澤木万理子さんは、主婦であり宇治市観光協会職員でもある。鵜飼を知り「私も鳥が好きだから」という動機で鵜匠に挑戦、熱意が認められた。「鵜の能力には毎日、驚かされます。それぞれの鵜の性格を見分けて手綱をどう操るかが、鵜飼成功のポイント。いま8年たって、伝統文化に携わることに喜びを見出しています」と話す。
経験4年目の江崎洋子さんは宇治市内の大学職員。岐阜市出身で、長良川の鵜飼を見て育った。「私もやってみたい」と思いあこがれていたが、長良川の鵜匠は宮内庁式部職で男性に限られる。思いがかなったのは、社会人になり、写真撮影助手の仕事で澤木さんに出会ったのがきっかけ。いまは大学の仕事が終わると鵜飼場へ駆けつける。「鵜に会うと元気がもらえるんですよ。まだまだ未熟ですし、鵜飼の中腰姿勢もしんどい。でも、女性鵜匠なりのちゃんとした仕事を見せることを意識して手綱を操っています」と話す。
日が落ちて遊覧船の観客が見守る中、鵜飼が始まると、お馴染みさんからは「マリちゃん」「洋子ちゃん」と声がかかる。潜っていた鵜が再び水面に顔を出した。女性鵜匠は6羽の「戦果」を瞬時に見分ける。魚を飲んだ鵜はさっと引き上げられ、魚を吐き出すと投げるように水面へ戻される。女性鵜匠はこの間を除けばほとんど中腰の姿勢を保ち、6本の手綱を操る。泳がす、吐かす、戻す。繰り返される激しい動きにも、綱は決して絡むことがない。
人と鳥が一体になった水上のドラマ。苦しさ、難しさはたくさんあるが、人に感動を与えられる仕事は、やりがいも多い。女性鵜匠の活躍は、挑戦の大切さ、すばらしさを教えてくれる。これを機に、あなたも何か新しいことに挑戦してみてはどうだろうか。きっと心躍る発見ができることだろう。
■写真キャプション/宇治川の鵜飼
(有)宇治川観光通船が営業。ことしは9月27日まで毎夜出船する。
TEL:0774(21)2328
■写真キャプション/今回、ご紹介する「こだわり派」は、
澤木万理子さん(左)、江崎 洋子さん(右)

経験8年目の澤木万理子さんは、主婦であり宇治市観光協会職員でもある。鵜飼を知り「私も鳥が好きだから」という動機で鵜匠に挑戦、熱意が認められた。「鵜の能力には毎日、驚かされます。それぞれの鵜の性格を見分けて手綱をどう操るかが、鵜飼成功のポイント。いま8年たって、伝統文化に携わることに喜びを見出しています」と話す。
経験4年目の江崎洋子さんは宇治市内の大学職員。岐阜市出身で、長良川の鵜飼を見て育った。「私もやってみたい」と思いあこがれていたが、長良川の鵜匠は宮内庁式部職で男性に限られる。思いがかなったのは、社会人になり、写真撮影助手の仕事で澤木さんに出会ったのがきっかけ。いまは大学の仕事が終わると鵜飼場へ駆けつける。「鵜に会うと元気がもらえるんですよ。まだまだ未熟ですし、鵜飼の中腰姿勢もしんどい。でも、女性鵜匠なりのちゃんとした仕事を見せることを意識して手綱を操っています」と話す。
日が落ちて遊覧船の観客が見守る中、鵜飼が始まると、お馴染みさんからは「マリちゃん」「洋子ちゃん」と声がかかる。潜っていた鵜が再び水面に顔を出した。女性鵜匠は6羽の「戦果」を瞬時に見分ける。魚を飲んだ鵜はさっと引き上げられ、魚を吐き出すと投げるように水面へ戻される。女性鵜匠はこの間を除けばほとんど中腰の姿勢を保ち、6本の手綱を操る。泳がす、吐かす、戻す。繰り返される激しい動きにも、綱は決して絡むことがない。
人と鳥が一体になった水上のドラマ。苦しさ、難しさはたくさんあるが、人に感動を与えられる仕事は、やりがいも多い。女性鵜匠の活躍は、挑戦の大切さ、すばらしさを教えてくれる。これを機に、あなたも何か新しいことに挑戦してみてはどうだろうか。きっと心躍る発見ができることだろう。
■写真キャプション/宇治川の鵜飼
(有)宇治川観光通船が営業。ことしは9月27日まで毎夜出船する。
TEL:0774(21)2328
■写真キャプション/今回、ご紹介する「こだわり派」は、
澤木万理子さん(左)、江崎 洋子さん(右)

- 新・こだわり派宣言 |
- comments(0) |
- trackbacks(0) |
- 2009-09-10 17:12:39

